
■ MUKU-DATA 天然乾燥中に捩れた神代栗
お盆休みは普段できなかった倉庫整理、新しく製材した板類は奥へ
そろそろ天然乾燥期間を終え、これから加工してもいい材は手前にと
定期的に入れ替える作業をおこなった。
この神代栗は 2021年7月に製材したものなので
4年が経過してそろそろ木取りして使える木材にしてもいいだろうと・・
奥から手前に出した材
製材時、ある程度は捩れるだろうと思い
100mm等、通常の一枚板を製材する時より厚く製材しておいたものだが
このありさまだ。。・・・
これじゃあ、両面製材機で摺り落として平らな一枚板を取ることも
この状態では不可能だ・・・
高周波プレスをかけて平らにするか、、、
その際に割れの部分は確実に広がってしまう。。
じゃあ、部分的にカットしながら部材用として木取りしておくべきか・・?
悩みどころではある。
材はこちらの思い通りには乾いてくれない。
木は正直かと思う。
旋回木を板挽きするば、おおよそ殆どは立木だった時に同じ方向に
反りが生じてくるものだ。
桜なんかはこの旋回木が多い。
仮にこの神代栗の乾燥期間中、桟入れしたこれらの上に
決して捩れないように重量のある重いものを載せていたらどうなったか?
何度かそういった事も試みているが、
捩れる力を抑えらた板たち、そのパワーは外ではなく自身の内側へ向かい
結果、各所に大きな割れが生じてしまう。
木のパワーは凄いんですよね・・
抑えなけらば自由奔放に反り上がり、身動き取れないほどに抑えれば
それは内へ内へと向かい、大きく割れてしまう。。
やっぱり人と似てるなって・・
先代が言っていた、人と木は同じって言葉
こういった事も含めてのことなんだろう。

しかし、よくもまぁ、この状態で崩れずに
バランスとりながらキープしてるよねぇ
いつだったら、山形の裏路地の飲み屋街を歩いていた時、
酔っ払いが、前からふらふらと歩いてきて、
あぁぁ・・ 倒れて転ぶ~~~~って思って心配してたけど
斜めになりながらも目の前を通過していった人を
その夜、偶然?(山形の人って多いの?)にも二人見てんだけど
山形の人、スゲェーって思った事を、この状態の神代栗を見て思い出した。
絶妙なバランス!





ついこの前、挽いたばかりの柿の木なんて、
一部はもうこんなに反り上がってしまった。。

こっちは神代栃、この程度の反りであれば
まぁ何にでも材を向ける事ができる。
但し、中に割れがけっこう入っている。
あるがままに・・・


ゆっくり静かに乾いてくださいねとお願いしつつ
新たに製材した板類は桟積みして奥へ保管
数年後、またお会いしましょう。

